2011年10月15日土曜日
カフェ 昭和編
このカフェの噂には
ささやきとほほえみが寄り添う
読まれたがる本たちが
ドアを開けて読み手を誘い
マダムと食材のおしゃべりが
奥のキッチンから遠慮がちに響く
ギロチンの音に振り返ると
マスタの叩くレジスタらしい
映画から抜け出る気分で
男たちは時を求め
ポスターの女優めいて
女たちは時を捨てる
ディスプレイの謎解きに
時代の答えが見つかったかい
それより晴れの日の雨傘のように
ここで過ごしてみよう
頼りない思いはそのままに語り
信じることは軽やかに受け止めよう
ぎこちない言葉があるように
やわらかな嘘がある
あなたの隣にいる人は大切な人で
あなたの隣にいない人もまた大切な人
このカフェの噂には
ささやきとほほえみが寄り添う
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿